相続争いはどれくらい起きているのか?
平成20年のデータになりますが、裁判所における相続関係の相談件数は年間17万件以上と毎年増加の傾向にあります。裁判所に持ち込まれるような相続争いはお金持ちがすることとイメージする方も多いと思いますが、実際は遺産額が5000万円以下の争いが、5000万円以上の争いの約3倍あるそうです。このデータから、「うちは財産が少ないから相続問題とは無縁」と思っていても相続問題が発生してしまっているとのことです。もちろん、裁判所に持ち込まれるような争いは、相当こじれているものですので、軽い相続問題は身近なものであるといえるでしょう。